ハジメテヒトヲ…


それなのに、クラスのみんなは平然と笑っている。

...正直、吐き気がした。
こんな奴らと同じ空気を吸ってると思うと...

でも、それを顔に出せば今までのことが全て水の泡となってしまう。

これまで続けてきた「友達ごっこ」が...

だから、私はみんなと同じように笑っている演技をした。


「それで、詩織は何が良いと思う?」


遥が聞いてきた。

ダメだとわかっていても、遥と同じだ。と思っても...


「ぜ、全部」


「友達ごっこ」を続けるために...遥に、復讐するために...私は、言った。


「全部ね、わかったわ。明日からもっと楽しくなるわね...」


遥が笑っている。

クラスのみんなが笑っている。

私も...笑っている。

この中に、私と同じように演技をしている人はいるのだろうか?

みんながみんな、本当の笑顔?

いや、それは違う。

心の中では何を思ってるのかなんてわからない。
でも、これだけは言える。


遥は本当に楽しいと思っている。と...