「牢の中の囚人たちの怨霊じゃよ」
絹糸が毛を逆立たせながら説明する。
「むごい仕打ちを受け、凄惨な死を遂げた者達の怨霊じゃ」
「怨霊っ!? 野放しにしてたの!?」
よりによって、そんなめんどくさそうなものを!
「大量の札で封じておったはずじゃが・・・」
「が!?」
「おそらく札の効果の期限切れじゃ」
期・・・っ!
防虫剤かっ!
一定期間で取り替えないと、わいてくるのか! 怨霊がっ!
でも本当に、次々と虫のように湧いてきてる。
あたし達が出てきた扉からだ。
・・・なんで扉閉めておかなかったのよ!
最後に出た人、だれっ!?
「さて、これは少々やっかいじゃのぉ」
絹糸がジリジリと後退した。
「元が門川の優秀な能力者じゃ。それに怨霊になられては、始末におえぬ」
「・・・やばいの?」
「うむ。怨嗟の念は、天井知らずに膨れ上がる」
「・・・・・」
「手におえぬわ」
絹糸が毛を逆立たせながら説明する。
「むごい仕打ちを受け、凄惨な死を遂げた者達の怨霊じゃ」
「怨霊っ!? 野放しにしてたの!?」
よりによって、そんなめんどくさそうなものを!
「大量の札で封じておったはずじゃが・・・」
「が!?」
「おそらく札の効果の期限切れじゃ」
期・・・っ!
防虫剤かっ!
一定期間で取り替えないと、わいてくるのか! 怨霊がっ!
でも本当に、次々と虫のように湧いてきてる。
あたし達が出てきた扉からだ。
・・・なんで扉閉めておかなかったのよ!
最後に出た人、だれっ!?
「さて、これは少々やっかいじゃのぉ」
絹糸がジリジリと後退した。
「元が門川の優秀な能力者じゃ。それに怨霊になられては、始末におえぬ」
「・・・やばいの?」
「うむ。怨嗟の念は、天井知らずに膨れ上がる」
「・・・・・」
「手におえぬわ」


