神様修行はじめます! 其の二

あたしは、神と呼ばれる一族の末裔。

天内 里緒。

門川 永久の隣に生きて、異形のモノと戦う者。


でもそれは自分で選んだ道だ。

運命でも、宿命でもない。

あたしがこの目で見つけ出した望むもの。

自分の意思で決めた成す事だ。

決して譲れぬあたしの進む道だ。


この世に生まれて良かったと思う。

みんなと出会えて良かったと思う。

門川君に出会えて幸せだと思う。


歩いていこう。この道を。


望むもののために、成す事を成して。

譲れぬものを守って歩いていこう。

その先に、振り返った場所に・・・何かがあると信じて。


きっとその隣で、あたしの愛する門川 永久が微笑んでいる。


あたしは彼を見上げる。

彼はあたしに微笑み、そして前を向く。

自分の進む道を。

あたしも前を向く。

絹糸もしま子も、前を向き歩いていく。


夜空に輝く白銀の月。

天に散らばる宝玉の星々。

闇の中に続く道。

その先に昇る日。

果てなく続く空と道。


行こう、歩いていこう。

信じて・・・歩いていこう。



あたしと門川君の手は固く握り締められて・・・

決して離れる事はなかった。




   (完)


(其の3も完結済みで公開中)