彼と手を繋ぎ歩き出す。
絹糸を抱いたしま子がついてくる。
彼の手の冷たさと温もりを同時に感じながら、あたしは思う。
彼は、生まれたばかりのひよこだ。
くちばしで殻を破り、ちょこんと顔を覗かせている。
周りの全てが初めてで、何も知らない。
今やっと大きく開けた両目で、世界が何かを知ろうとしている。
この、冷たくて無表情で、冷静沈着で頭脳明晰で・・・
類まれな力を持ち、秀麗な美貌を誇る、常に大人びた彼が。
ひよこちゃんだよ。ひよこちゃん。
笑ってしまう。
だから・・・一緒に生きていこうと思う。
あたしもひよこだから。
お岩さんが言ってた。
これからのあたし達が行く道は、至難の連続だって。
その通りだと実際思う。
門川を変えると言っても、そう簡単に済むはずがない。
その石ころだらけの道を、彼と共に歩いていこう。
お尻に殻をくっつけたまま、なんとか必死に歩いていこう。
そう、こうやって手を繋いで。
しっかりと固く手を繋いで。
生まれたままのまっさらな目で、信じた道を歩いていこう。
大丈夫。どんなに辛くてもきっと行ける。
絹糸、しま子。
お岩さん、セバスチャンさん、子猫ちゃん。主さん。
みんなも歩いているから。
それぞれの荷物を背負いながら、共に手を取り合って歩いているんだから。
だから絶対に大丈夫だ。
絹糸を抱いたしま子がついてくる。
彼の手の冷たさと温もりを同時に感じながら、あたしは思う。
彼は、生まれたばかりのひよこだ。
くちばしで殻を破り、ちょこんと顔を覗かせている。
周りの全てが初めてで、何も知らない。
今やっと大きく開けた両目で、世界が何かを知ろうとしている。
この、冷たくて無表情で、冷静沈着で頭脳明晰で・・・
類まれな力を持ち、秀麗な美貌を誇る、常に大人びた彼が。
ひよこちゃんだよ。ひよこちゃん。
笑ってしまう。
だから・・・一緒に生きていこうと思う。
あたしもひよこだから。
お岩さんが言ってた。
これからのあたし達が行く道は、至難の連続だって。
その通りだと実際思う。
門川を変えると言っても、そう簡単に済むはずがない。
その石ころだらけの道を、彼と共に歩いていこう。
お尻に殻をくっつけたまま、なんとか必死に歩いていこう。
そう、こうやって手を繋いで。
しっかりと固く手を繋いで。
生まれたままのまっさらな目で、信じた道を歩いていこう。
大丈夫。どんなに辛くてもきっと行ける。
絹糸、しま子。
お岩さん、セバスチャンさん、子猫ちゃん。主さん。
みんなも歩いているから。
それぞれの荷物を背負いながら、共に手を取り合って歩いているんだから。
だから絶対に大丈夫だ。


