この女は・・・
下劣で最低!
史上最悪のおぞましい生物だ!
あんたは、あんたは・・・
「あんたなんて人間じゃない!」
「当然じゃ。わらわは人などでは無い」
笑っていた奥方が、一変して不機嫌になった。
そして能面のような無表情になる。
「わらわは、真の神の末裔たる門川一族の母なるぞ。人などと比べるとは言語道断」
感情の無い目で、一段高いところから見下ろす姿。
まるで天上の神が、人間を見下ろしているように。
完全にあたし達を、人を見下している。
バカにしてるとかって意味じゃなくて。
自分が同じ人間だとは、微塵も思っていないんだ。
本気で自分の事を、人間とは違う特別な存在だと信じきってる。
この人は、本当に完全にイカレてしまっている。
イカレ女なんかと話しても無駄だ。
それは分かってるけど言葉が止まらない。
言ってやりたい事が山ほどあり過ぎて、口から飛び出してしまう。
「確かにそうね。我が子を道具扱いするなんて、人間にはとてもできないもの!」
あたしの嫌味を眉ひとつ動かさずに受け止める。
「当然じゃ。子は親の道具。役に立たねば存在する意味など無い」
「あんたって、一体いつからそんな歪んだ思考に陥ったの!?」
いくらなんでも最初から悪魔だったわけじゃないでしょ!?
一応あんただって、オギャアと生まれた時くらいはまともな人間だったはず!
人間だった時の記憶は無いわけ!?
下劣で最低!
史上最悪のおぞましい生物だ!
あんたは、あんたは・・・
「あんたなんて人間じゃない!」
「当然じゃ。わらわは人などでは無い」
笑っていた奥方が、一変して不機嫌になった。
そして能面のような無表情になる。
「わらわは、真の神の末裔たる門川一族の母なるぞ。人などと比べるとは言語道断」
感情の無い目で、一段高いところから見下ろす姿。
まるで天上の神が、人間を見下ろしているように。
完全にあたし達を、人を見下している。
バカにしてるとかって意味じゃなくて。
自分が同じ人間だとは、微塵も思っていないんだ。
本気で自分の事を、人間とは違う特別な存在だと信じきってる。
この人は、本当に完全にイカレてしまっている。
イカレ女なんかと話しても無駄だ。
それは分かってるけど言葉が止まらない。
言ってやりたい事が山ほどあり過ぎて、口から飛び出してしまう。
「確かにそうね。我が子を道具扱いするなんて、人間にはとてもできないもの!」
あたしの嫌味を眉ひとつ動かさずに受け止める。
「当然じゃ。子は親の道具。役に立たねば存在する意味など無い」
「あんたって、一体いつからそんな歪んだ思考に陥ったの!?」
いくらなんでも最初から悪魔だったわけじゃないでしょ!?
一応あんただって、オギャアと生まれた時くらいはまともな人間だったはず!
人間だった時の記憶は無いわけ!?


