生きる意味を見失っただぁ!?
「んなこと、周りを見てから言え!!」
鉄柵の向こうの、気を失ったままの彼に向かって叫んだ。
返事なんて当然期待してなかったけど、叫ばずにいられなかった。
「あんたの目には、何も映らなかったの!?」
絹糸は、あんたを助けようとした。
あんたを救おうとして、ケガして傷だらけになって。
それでも諦めなかった。
なんとしてでもあんたを助けるために、現世まであたしに救いを求めに来た。
ううん。今回だけじゃない。
いつも側にいたはずだ。
絹糸は、小さかったあんたの側に、ずっと。
自分の身を盾にして、ずっとずっと守り続けてきた。
その姿は今も変わらない。
その絹糸の姿が・・・
あんたには見えなかったのか!!
「んなこと、周りを見てから言え!!」
鉄柵の向こうの、気を失ったままの彼に向かって叫んだ。
返事なんて当然期待してなかったけど、叫ばずにいられなかった。
「あんたの目には、何も映らなかったの!?」
絹糸は、あんたを助けようとした。
あんたを救おうとして、ケガして傷だらけになって。
それでも諦めなかった。
なんとしてでもあんたを助けるために、現世まであたしに救いを求めに来た。
ううん。今回だけじゃない。
いつも側にいたはずだ。
絹糸は、小さかったあんたの側に、ずっと。
自分の身を盾にして、ずっとずっと守り続けてきた。
その姿は今も変わらない。
その絹糸の姿が・・・
あんたには見えなかったのか!!


