そんなの本当の仲間じゃない。
あたしにとってしま子は大切な仲間だけど。
しま子にとっては、そうじゃない。
しま子の本当の仲間は、本来いるべき場所は・・・。
「しま子」
「うああ~」
「戻っていいんだよ?」
何度も首を傾げてあたしを見るしま子。
胸の奥がギリギリと痛む。
安心できる存在。信じられる存在。
ほんわりと温かかった、しま子の腕や胸。
あたしの大切な・・・大好きな大好きなしま子。
失いたくない! 別れたくない! でも・・・。
仲間の所に戻っていいんだよ?
ごめんね。あたしのせいで辛い思いをさせてしまって。
今までひどい仕打ちをしてしまっていたんだね。
勝手に、しま子はこっちにいるのが一番いいんだって思い込んでた。
仲間の鬼達は、しま子が人間側にいるのが許せないんだ。
だからきっと、しま子が戻りさえすれば納得してくれる。
しま子は操られていただけなんだもの。
ちゃんと受け入れてくれる。
それが果たされれば、鬼達は引き下がる。
鬼達は、しま子をエサにした人間に利用される形で、ここに集められた。
でも目的さえ果たされれば、使役されてもいない鬼がここに留まる義理は無い。
しま子は仲間の元へ帰り、鬼達は引き下がる。
全ては丸く収まる。
収まるべくして・・・収まるんだ。
あたしにとってしま子は大切な仲間だけど。
しま子にとっては、そうじゃない。
しま子の本当の仲間は、本来いるべき場所は・・・。
「しま子」
「うああ~」
「戻っていいんだよ?」
何度も首を傾げてあたしを見るしま子。
胸の奥がギリギリと痛む。
安心できる存在。信じられる存在。
ほんわりと温かかった、しま子の腕や胸。
あたしの大切な・・・大好きな大好きなしま子。
失いたくない! 別れたくない! でも・・・。
仲間の所に戻っていいんだよ?
ごめんね。あたしのせいで辛い思いをさせてしまって。
今までひどい仕打ちをしてしまっていたんだね。
勝手に、しま子はこっちにいるのが一番いいんだって思い込んでた。
仲間の鬼達は、しま子が人間側にいるのが許せないんだ。
だからきっと、しま子が戻りさえすれば納得してくれる。
しま子は操られていただけなんだもの。
ちゃんと受け入れてくれる。
それが果たされれば、鬼達は引き下がる。
鬼達は、しま子をエサにした人間に利用される形で、ここに集められた。
でも目的さえ果たされれば、使役されてもいない鬼がここに留まる義理は無い。
しま子は仲間の元へ帰り、鬼達は引き下がる。
全ては丸く収まる。
収まるべくして・・・収まるんだ。


