「鬼だ!」
「おに?」
あたしは、しま子を見た。
鬼って、しま子も鬼だけど? 門川君が使役してるんでしょ?
なにをそんなに慌てて・・・
「説明は後だ! とにかくすぐに・・・」
門川君の声が終わらないうちに、地面から多数の鬼達が奇声と共に飛び出してきた。
赤鬼、青鬼、緑鬼。
二本の角や一本角。
一つ目、二つ目、三つ目。
奇声と唸り声と嬌声。
大きい者、小さい者、さまざまな鬼達が次々と地面から飛び出してくる。
「逃げるぞ!」
門川君があたしの腕をつかんで走り出した。
でも、目の前の地面からも鬼がどんどん飛び出してくる。
あれよあれよという間に、たくさんの鬼達に囲まれてしまった。
「に、逃げるって何で?」
ここの鬼達って、門川の術者に使役されてる鬼なんでしょ?
なら、門川君の命令一発で・・・
「お手でもお座りでもするんじゃないの?」
「するわけ無いだろう! この鬼達は使役されてはいない!」
「使役されてない!?」
じゃあ、この鬼達って全員フリーなの!?
いわゆる、昔話に出てくるような極悪非道そのものの?
・・・・・。
それってかなりヤバイんじゃない!?
「おに?」
あたしは、しま子を見た。
鬼って、しま子も鬼だけど? 門川君が使役してるんでしょ?
なにをそんなに慌てて・・・
「説明は後だ! とにかくすぐに・・・」
門川君の声が終わらないうちに、地面から多数の鬼達が奇声と共に飛び出してきた。
赤鬼、青鬼、緑鬼。
二本の角や一本角。
一つ目、二つ目、三つ目。
奇声と唸り声と嬌声。
大きい者、小さい者、さまざまな鬼達が次々と地面から飛び出してくる。
「逃げるぞ!」
門川君があたしの腕をつかんで走り出した。
でも、目の前の地面からも鬼がどんどん飛び出してくる。
あれよあれよという間に、たくさんの鬼達に囲まれてしまった。
「に、逃げるって何で?」
ここの鬼達って、門川の術者に使役されてる鬼なんでしょ?
なら、門川君の命令一発で・・・
「お手でもお座りでもするんじゃないの?」
「するわけ無いだろう! この鬼達は使役されてはいない!」
「使役されてない!?」
じゃあ、この鬼達って全員フリーなの!?
いわゆる、昔話に出てくるような極悪非道そのものの?
・・・・・。
それってかなりヤバイんじゃない!?


