「こんなの正しい事じゃない! 絶対に間違っている!!」
涙声で叫んだ。
間違ってる! 間違ってるんだよ!
間違ってるんだから、これでいいはずがないんだ!
この事態を黙認していいはずがないんだ!
「それが『過ち』なのです」
セバスチャンさんの静かな声。
獣人達を殺し続ける手を決して休めない、その背中。
「過ちから生まれるもの。その答えがこの現実なのです」
「だからオラ達は立ち上がったんだべ?」
「間違った事に泣く者を救うために、門川を変えるのでしょう?」
涙に光る目で、お岩さんはあたしの目を覗き込んだ。
「だから、行ってアマンダ。永久様と共に。・・・お願いよ」
お岩、さん・・・・・。
その時。
お岩さんを見つめるあたしの目の端に、一瞬黒い影が映った。
ほんの、ほんの一瞬の出来事だった。
次の瞬間、お岩さんの片頬に赤いしぶきが飛んだ。
艶々と真っ赤に染まるしぶきが。
え? という表情でお岩さんが後ろを振り返る。
あたしもお岩さんのすぐ後ろの影を見る。
「・・・セバスチャン?」
セバスチャンさんがこちらに背を向け、両手両足を広げて仁王立ちしていた。
背中から、真っ赤に染まった獣人の片手が突き抜けていた。
セバスチャンさんが、その腹を完全に貫かれ、血まみれになって立ち尽くしていた。
涙声で叫んだ。
間違ってる! 間違ってるんだよ!
間違ってるんだから、これでいいはずがないんだ!
この事態を黙認していいはずがないんだ!
「それが『過ち』なのです」
セバスチャンさんの静かな声。
獣人達を殺し続ける手を決して休めない、その背中。
「過ちから生まれるもの。その答えがこの現実なのです」
「だからオラ達は立ち上がったんだべ?」
「間違った事に泣く者を救うために、門川を変えるのでしょう?」
涙に光る目で、お岩さんはあたしの目を覗き込んだ。
「だから、行ってアマンダ。永久様と共に。・・・お願いよ」
お岩、さん・・・・・。
その時。
お岩さんを見つめるあたしの目の端に、一瞬黒い影が映った。
ほんの、ほんの一瞬の出来事だった。
次の瞬間、お岩さんの片頬に赤いしぶきが飛んだ。
艶々と真っ赤に染まるしぶきが。
え? という表情でお岩さんが後ろを振り返る。
あたしもお岩さんのすぐ後ろの影を見る。
「・・・セバスチャン?」
セバスチャンさんがこちらに背を向け、両手両足を広げて仁王立ちしていた。
背中から、真っ赤に染まった獣人の片手が突き抜けていた。
セバスチャンさんが、その腹を完全に貫かれ、血まみれになって立ち尽くしていた。


