神様修行はじめます! 其の二

お岩さんは厳しい顔で言い切った。

「だから、あなた達は先に進みなさい」

「だって放っておけないよ!」

「そうよ、放っておけない。だからわたくし達は、ここで成すべき事を成すのです」


お岩さんはあたしの両肩を、ガクガクと思い切り揺すった。


「これは決して譲れない! だから永久様をアマンダに託します!」

「なんでなのよ!」

「わたくし達がやらねばならないのですわ!」

「だから何で、お岩さん達がやらなきゃならないのっ!?」


なんでよっ!?

なんで、よりにもよってお岩さん達なのっ!?


この始末をつけなきゃならないのは、門川のバカ上層部達でしょう!?

自分でやった事の尻拭いくらい、自分でやらせりゃいいのよ!

なんで・・・


「なんでお岩さん達が、自分の子をその手で殺すようなマネしなきゃなんないのよ!」


あたしの目にも涙が盛り上がった。


我が子の体を貫く。

我が子を生きたまま土中に吸い込ませる。

我が子を押し潰し飲み込ませる。

血にまみれ、悲鳴をあげ死んでいく、我が子の姿。


己の・・・己の手で殺められ死んで行く姿。


なんでこんな残酷な目にあわなきゃならないの!?

なんの罪も無いこの人達が!!