じゃ、じゃあ・・・
「門川君って、常に氷系の術を垂れ流し状態なわけ?」
「やめてくれないか、その表現は」
彼が嫌そうに顔をしかめた。
「僕だって無意識なんだから仕方ないだろう?」
つまり、氷系の術に限ってなら、いつでもスタンバイOKってわけだ。
そういえば、聖域の洞窟で狐面と戦った時。
あの時も、氷系の術は一瞬で発動してた。
しま子を蘇生しつつ、あれだけの大技を同時に。
・・・・・。
なんか、もう・・・すごすぎて呆れた。
すごいっていうか、反則技ギリギリじゃんそれ。
言霊師の最大の弱点が、彼にとっては無いに等しいんだもん。
感嘆するのと同時に、ちょっとズルいと思うのはあたしだけ?
「そうでなければ、幼い頃より今まで生き延びてはこられなかった」
彼のその言葉が、胸にツキンと刺さった。
門川君を守り、生き長らえさせてきたもの。
そのひとつは、お母さんの血だったんだね・・・。
「皆様、先を急ぎましょう。短期決戦が勝利のカギです」
セバスチャンさんが、みんなを急かした。
そうだ。急がなきゃっ。
権田原のみんなが頑張ってくれてる間に、奥方とカタをつけないと!
「門川君って、常に氷系の術を垂れ流し状態なわけ?」
「やめてくれないか、その表現は」
彼が嫌そうに顔をしかめた。
「僕だって無意識なんだから仕方ないだろう?」
つまり、氷系の術に限ってなら、いつでもスタンバイOKってわけだ。
そういえば、聖域の洞窟で狐面と戦った時。
あの時も、氷系の術は一瞬で発動してた。
しま子を蘇生しつつ、あれだけの大技を同時に。
・・・・・。
なんか、もう・・・すごすぎて呆れた。
すごいっていうか、反則技ギリギリじゃんそれ。
言霊師の最大の弱点が、彼にとっては無いに等しいんだもん。
感嘆するのと同時に、ちょっとズルいと思うのはあたしだけ?
「そうでなければ、幼い頃より今まで生き延びてはこられなかった」
彼のその言葉が、胸にツキンと刺さった。
門川君を守り、生き長らえさせてきたもの。
そのひとつは、お母さんの血だったんだね・・・。
「皆様、先を急ぎましょう。短期決戦が勝利のカギです」
セバスチャンさんが、みんなを急かした。
そうだ。急がなきゃっ。
権田原のみんなが頑張ってくれてる間に、奥方とカタをつけないと!


