「君達、どこかへ行くのか?」
「へ?」
門川君が、あたしと絹糸の会話に入り込んできた。
「進むだの戻るだの、道のりが長いだのと言ってたじゃないか」
「・・・・・」
「これから決戦なんだぞ。そんなに遠くて道順がよく分からない場所なら、やめておきたまえ」
「・・・・・・・」
あたしと絹糸は顔を見合わせ、溜め息をついた。
「本当に、先は長い・・・」
「さっさと食事を済ませて休もう」
「このお握り、お弁当で持ってっちゃだめ?」
「いつどこで食べるというんだ。いつどこで」
「戦場でお腹すいた時に」
「・・・バクテリア並みの食欲だな」
「懐かしいのぉ。梅干の握り飯は、昔、永世とナオが・・・」
「絹糸、昔話ばかりするキャラは死亡フラグが立ちやすいんだよ? 知ってる?」
「・・・なんでもないわい」
穏やかで、和やかで・・・
楽しい時間が過ぎていく。
笑ったり、怒ったり、ふざけたり。
当たり前に平凡で・・・貴重で大切な時が過ぎていく。
やがてあたし達は、それぞれが楽な格好で目を閉じて休んだ。
「へ?」
門川君が、あたしと絹糸の会話に入り込んできた。
「進むだの戻るだの、道のりが長いだのと言ってたじゃないか」
「・・・・・」
「これから決戦なんだぞ。そんなに遠くて道順がよく分からない場所なら、やめておきたまえ」
「・・・・・・・」
あたしと絹糸は顔を見合わせ、溜め息をついた。
「本当に、先は長い・・・」
「さっさと食事を済ませて休もう」
「このお握り、お弁当で持ってっちゃだめ?」
「いつどこで食べるというんだ。いつどこで」
「戦場でお腹すいた時に」
「・・・バクテリア並みの食欲だな」
「懐かしいのぉ。梅干の握り飯は、昔、永世とナオが・・・」
「絹糸、昔話ばかりするキャラは死亡フラグが立ちやすいんだよ? 知ってる?」
「・・・なんでもないわい」
穏やかで、和やかで・・・
楽しい時間が過ぎていく。
笑ったり、怒ったり、ふざけたり。
当たり前に平凡で・・・貴重で大切な時が過ぎていく。
やがてあたし達は、それぞれが楽な格好で目を閉じて休んだ。


