神様修行はじめます! 其の二

「お礼は結構ですわ」

すごく満足そうなお岩さんの微笑み・・・。

別にお礼を言うつもりは、まったく無いけれど。

あえてそれを言ってしまったら、角が立つからやめておこう。


苦笑いしてるあたしの目の前で、ジュリエッタが急に激しく身を震わせた。

ななな何よっ!? どーしたっ!?


「ジュリエッタちゃんたら、お仲間が増えて嬉しいんですわ」

「あたし!? 仲間ってあたしっ!!?」


ミミズの仲間入りなんてゴメンだわよ!

土の中に引きずり込まれたらどーすんの!

共同生活なんて不可能なんだからね!



――― ずごごごご・・・ ―――


・・・・・・・・なにっ?

何でまた地響きしてんのっ!?

しかも、さっきよりでっかい振動なんですけど!?


「・・・あら」

「なんなの!?」

「アマンダったら、本当にミミズに好かれる性質なんですのね」

「なんでっ!?」

「どうやらピエールちゃんもフランソワちゃんもジョセフちゃんもご挨拶に・・・」

「やめてえぇぇ―――――!!!」