小人さん達が、廊下の先であたし達を待っていてくれていた。
帰ってきたあたし達の状態を見て、飛び上がって驚いていた。
心配かけちゃったなぁ・・・。
案外、血で汚した廊下の掃除が、心配だったのかも知れないけれど。
「天内君、解毒薬を飲め」
あたしを抱えて歩きながら、門川君が話しかけてきた。
「ううん。これ、門川君が飲んで」
あたしは包みを開けて、錠剤を彼に差し出した。
彼の額に汗が浮かんでいる。
息も荒い。きっと毒が回ってきてるんだ。
しま子も絹糸も、みんな毒にやられてる。
でもやっぱりこれは門川君が飲むべきだ。
だってあたし達は、彼を守るべき存在なんだもの。
「その門川君を差し置いて、あたしが飲むわけにいかないよ」
「いいから飲むんだ」
帰ってきたあたし達の状態を見て、飛び上がって驚いていた。
心配かけちゃったなぁ・・・。
案外、血で汚した廊下の掃除が、心配だったのかも知れないけれど。
「天内君、解毒薬を飲め」
あたしを抱えて歩きながら、門川君が話しかけてきた。
「ううん。これ、門川君が飲んで」
あたしは包みを開けて、錠剤を彼に差し出した。
彼の額に汗が浮かんでいる。
息も荒い。きっと毒が回ってきてるんだ。
しま子も絹糸も、みんな毒にやられてる。
でもやっぱりこれは門川君が飲むべきだ。
だってあたし達は、彼を守るべき存在なんだもの。
「その門川君を差し置いて、あたしが飲むわけにいかないよ」
「いいから飲むんだ」


