秋風の暴れる勢いが激しくなった。
しま子の、押さえる力が弱まっている。
毒が体に回ってきているんだ。
今のうちに決着をつけないと!
あたしは素早く彼から刃物を奪い返した。
「よせっ!!」
門川君が、さらにあたしから奪い返そうとして・・・呻いた。
右腕が痙攣している。
毒が回っているんだ。
早く、早くこの刃物を・・・!
突き刺そうとするあたしの動きを、門川君が動かない腕と肩で邪魔をする。
「邪魔しないで!」
「絶対にだめだっ!!」
あたし達はお互いの動きを阻止するのに必死だった。
あたしは、その隙間から狙いを定めた。
秋風の心臓を狙って、一気に刃物を滑らせる。
さあ、これで・・・
終わるっ!!
「だめだっ!!!」
門川君が、全身をあたしにぶつけて来た。
あたし達は一緒に床の上に倒れこんでしまう。
そのはずみで、刃物があたしの手から離れてしまった。
あぁ・・・! 刃物が!!
しま子の、押さえる力が弱まっている。
毒が体に回ってきているんだ。
今のうちに決着をつけないと!
あたしは素早く彼から刃物を奪い返した。
「よせっ!!」
門川君が、さらにあたしから奪い返そうとして・・・呻いた。
右腕が痙攣している。
毒が回っているんだ。
早く、早くこの刃物を・・・!
突き刺そうとするあたしの動きを、門川君が動かない腕と肩で邪魔をする。
「邪魔しないで!」
「絶対にだめだっ!!」
あたし達はお互いの動きを阻止するのに必死だった。
あたしは、その隙間から狙いを定めた。
秋風の心臓を狙って、一気に刃物を滑らせる。
さあ、これで・・・
終わるっ!!
「だめだっ!!!」
門川君が、全身をあたしにぶつけて来た。
あたし達は一緒に床の上に倒れこんでしまう。
そのはずみで、刃物があたしの手から離れてしまった。
あぁ・・・! 刃物が!!


