秋風の頬が膨らんだ。
・・・毒針!? しまった!
フッ!と音をたてて秋風の口から息が吐き出された。
あたしは両目をつぶり、とっさに顔をそむけた。
あ・・・
なにも・・・刺さらない。外れた?
恐る恐る目を開くと・・・
あたしの真横に門川君が立っていた。
こぶしを握った右腕を、あたしの目の前に伸ばして。
その腕に・・・
何本もの毒針が突き刺さっていた。
門川君・・・っ!!
腕から血の雫を滴らせ、彼は立っていた。
目は、冷徹に秋風を見ている。
いつも通りの無表情で、目だけは、どこまでも冷たく。
秋風が門川君を見て頬を膨らませる。
あ!と思った瞬間・・・
門川君の方が一瞬速かった。
反対側の手で、秋風の口をびしゃりと封じた。
そして毒針の刺さった腕で、あたしの手から刃物を奪い取る。
刃物が、秋風の首に向かって一直線に銀色の線を描いた。
・・・毒針!? しまった!
フッ!と音をたてて秋風の口から息が吐き出された。
あたしは両目をつぶり、とっさに顔をそむけた。
あ・・・
なにも・・・刺さらない。外れた?
恐る恐る目を開くと・・・
あたしの真横に門川君が立っていた。
こぶしを握った右腕を、あたしの目の前に伸ばして。
その腕に・・・
何本もの毒針が突き刺さっていた。
門川君・・・っ!!
腕から血の雫を滴らせ、彼は立っていた。
目は、冷徹に秋風を見ている。
いつも通りの無表情で、目だけは、どこまでも冷たく。
秋風が門川君を見て頬を膨らませる。
あ!と思った瞬間・・・
門川君の方が一瞬速かった。
反対側の手で、秋風の口をびしゃりと封じた。
そして毒針の刺さった腕で、あたしの手から刃物を奪い取る。
刃物が、秋風の首に向かって一直線に銀色の線を描いた。


