「絹糸!」
あたしは、なんとか起き上がろうとした。
途端に痛みと眩暈に襲われ、また倒れる。
絹糸も起き上がろうと、床の上でもがいている。
ぽたぽたと絹糸の足から血が落ちた。
秋風はそんなあたし達を見ながら、悠々と起き上がった。
そしてこちらに向かい、一歩、足を踏み出して・・・
突然うしろに体をのけ反らせた。
「があぁぁっ!!」
・・・・・しま子!
秋風がこちらに気をとられている間に、うしろに忍び寄っていた。
首と脇に腕を回し、羽交い絞めにしている。
顔には銀色の針が複数刺さり、血が筋になって流れている。
目にも突き刺さって血の涙が流れていた。
絹糸・・・しま子!!
あたしは、必死に立ち上がった。
ぐらりと足場が揺れて倒れそうになる。
痛みは全身に広がって、脂汗が噴き出してきた。
今・・・今しかないっ。
しま子が押さえている、この間に・・・
あたしは、床に落ちている刃物を拾い上げた。
ぎゅっと握りしめる。
この間に・・・
秋風を、殺さなければっ!
あたしは、なんとか起き上がろうとした。
途端に痛みと眩暈に襲われ、また倒れる。
絹糸も起き上がろうと、床の上でもがいている。
ぽたぽたと絹糸の足から血が落ちた。
秋風はそんなあたし達を見ながら、悠々と起き上がった。
そしてこちらに向かい、一歩、足を踏み出して・・・
突然うしろに体をのけ反らせた。
「があぁぁっ!!」
・・・・・しま子!
秋風がこちらに気をとられている間に、うしろに忍び寄っていた。
首と脇に腕を回し、羽交い絞めにしている。
顔には銀色の針が複数刺さり、血が筋になって流れている。
目にも突き刺さって血の涙が流れていた。
絹糸・・・しま子!!
あたしは、必死に立ち上がった。
ぐらりと足場が揺れて倒れそうになる。
痛みは全身に広がって、脂汗が噴き出してきた。
今・・・今しかないっ。
しま子が押さえている、この間に・・・
あたしは、床に落ちている刃物を拾い上げた。
ぎゅっと握りしめる。
この間に・・・
秋風を、殺さなければっ!


