怪鳥が、かぱあっとくちばしを開けた。
生紅い、口腔。
ぐねりとうごめく青紫色の濡れた舌。
不気味なそれらが、あたしの体をめがけて噛み付いてくる!
だめだ! 避けきれない!
食われる!!
あたしは全身を固くして、思わず目をつぶった。
『ギュアアァァァッ!!』
・・・・・?
怪鳥の悲鳴?
両目を開けると、怪鳥が苦しそうにあがいていた。
「・・・絹糸!」
絹糸が、暴れる怪鳥の片目に噛み付いていた。
振り落とされまいと、必死にしがみ付いている。
「絹糸! ありがとう助かったよ!」
「小娘! 何をおもしろくコロコロと転がっておるか!」
ちょっと!
どこがおもしろいってー!?
アトラクションじゃあるまいし!
おもしろいわけがないじゃないの!
生紅い、口腔。
ぐねりとうごめく青紫色の濡れた舌。
不気味なそれらが、あたしの体をめがけて噛み付いてくる!
だめだ! 避けきれない!
食われる!!
あたしは全身を固くして、思わず目をつぶった。
『ギュアアァァァッ!!』
・・・・・?
怪鳥の悲鳴?
両目を開けると、怪鳥が苦しそうにあがいていた。
「・・・絹糸!」
絹糸が、暴れる怪鳥の片目に噛み付いていた。
振り落とされまいと、必死にしがみ付いている。
「絹糸! ありがとう助かったよ!」
「小娘! 何をおもしろくコロコロと転がっておるか!」
ちょっと!
どこがおもしろいってー!?
アトラクションじゃあるまいし!
おもしろいわけがないじゃないの!


