「・・・行くぞ」
門川君が庵に向かって歩き出す。
みんなもそれに従った。
そして、入り口まで来て・・・
「・・・まずいな」
門川君が舌打ちをした。
絹糸も入り口を見て、ううむと唸る。
「・・・ねぇ、どうしたの?」
「扉が封印されておるわい」
「ああ、しかも建物全体に呪術がかかっている」
「呪術? どんな?」
門川君が、抜け道以来、初めてあたしをまともに見て答えた。
「簡単に言えば、建物全体が迷路のように入り組んでいるんだ」
「見た目は小さいが、その実、こりゃ大変な広さじゃのぉ」
門川君も絹糸も、途方にくれた顔をした。
「さて、これは困ったのぉ」
「扉も術も、僕なら解除できるが・・・」
「力を発動するわけにはいかぬな」
「まさかここまで厳重とは思わなかった」
どうしよう、打つ手がないの?
まごまごしてたら、誰かに見つかっちゃうかも。
門川君が庵に向かって歩き出す。
みんなもそれに従った。
そして、入り口まで来て・・・
「・・・まずいな」
門川君が舌打ちをした。
絹糸も入り口を見て、ううむと唸る。
「・・・ねぇ、どうしたの?」
「扉が封印されておるわい」
「ああ、しかも建物全体に呪術がかかっている」
「呪術? どんな?」
門川君が、抜け道以来、初めてあたしをまともに見て答えた。
「簡単に言えば、建物全体が迷路のように入り組んでいるんだ」
「見た目は小さいが、その実、こりゃ大変な広さじゃのぉ」
門川君も絹糸も、途方にくれた顔をした。
「さて、これは困ったのぉ」
「扉も術も、僕なら解除できるが・・・」
「力を発動するわけにはいかぬな」
「まさかここまで厳重とは思わなかった」
どうしよう、打つ手がないの?
まごまごしてたら、誰かに見つかっちゃうかも。


