神様修行はじめます! 其の二

そん、な・・・。

突然の事に、あたしの体が硬直する。


そんな・・・。


「華子め! こんな所にまで刺客を送り込んでおったか!」


そんな・・・。


「どうあっても、永久を渡さぬつもりじゃな!」


そんな・・・。


「小娘! 来るぞ!!」



巨大な鳥は、不気味な姿だった。


体に不釣合いなほどの大きな羽。


ヘビのように細長い体躯にウロコが見える。


剣ように鋭く長い足の爪。

そして血のように赤い目。


まるで感情の無いその目が、あたし達を捕らえていた。



ひどい・・・。

そこまで?


そうまでして門川君を追いつめたいの?