不安が胸をよぎった。
もし・・・
もしも、お兄さんが変わってしまっていたら?
あの奥方の毒に染められて、優しい心を無くしていたら?
充分、ありえる話だ。
なんたってあの鬼ババの毒素だもの。
そんな強力な毒素に育てられたら・・・
腸炎ビブリオ菌も顔負けの増殖力で、お兄さんの優しい心を蹂躙していくだろう。
変わってしまったお兄さんに会うことになったら。
門川君は、とても傷付くだろう・・・。
「ふむ。永継に会うか。それも良いじゃろう」
絹糸?
意外・・・。あっさり納得しちゃった。
てっきり反対すると思ってたのに。
「永継がお前の話を聞くなら、それで良し」
「ああ、そうだ」
「そして永継が、完全に華子側の人間だと分かれば、それも良しじゃ」
「・・・・・」
それも良しって・・・。
良くないじゃん! 全然!
もし・・・
もしも、お兄さんが変わってしまっていたら?
あの奥方の毒に染められて、優しい心を無くしていたら?
充分、ありえる話だ。
なんたってあの鬼ババの毒素だもの。
そんな強力な毒素に育てられたら・・・
腸炎ビブリオ菌も顔負けの増殖力で、お兄さんの優しい心を蹂躙していくだろう。
変わってしまったお兄さんに会うことになったら。
門川君は、とても傷付くだろう・・・。
「ふむ。永継に会うか。それも良いじゃろう」
絹糸?
意外・・・。あっさり納得しちゃった。
てっきり反対すると思ってたのに。
「永継がお前の話を聞くなら、それで良し」
「ああ、そうだ」
「そして永継が、完全に華子側の人間だと分かれば、それも良しじゃ」
「・・・・・」
それも良しって・・・。
良くないじゃん! 全然!


