ニ~三日で、怪我人達の状態はだいぶ落ち着いてきた。


ムシロの上で寝ている人達の数は、みるみる減っていく。


うめき声も、どんどん減っていった。


門川君と子猫ちゃんが、その陰でフル稼働してたけど。



別館の一室で、今後の事についての話し合いが開かれた。


すぐに奥方は次の刺客達を送り込んでくるだろう。


もう、コソコソ門川君を抹殺しようとする必要はない。


正々堂々、門川の名でもって彼を処刑できるんだから。


一日も早く、事を達成しようとしているだろう。


こっちも急いで対策を練らなければならない。


疲れた表情の門川君。

同じく、子猫ちゃんに付きっ切りで疲れ気味の絹糸。


目の覚めるような、パステルピンクのドレス姿のお岩さん。


燕尾服で、すっかりいつも通りに落ち着いたセバスチャンさん。


そしてあたしと、しま子。

この六人で話し合いが行われた。