じー様と、永世おばあ様の・・・
ふたりの、思い出の梅干おにぎり。
「うっ・・・うぅー・・・」
胸に詰まって、あたしはまた泣いた。
こんな時に食べたのが、このおにぎりだなんて・・・。
「嬢ちゃん、現世から来たんだって?」
「うぅ・・・・・」
あたしは泣きながらコクンとうなづいた。
「そりゃ辛かろう。現世とこっちじゃ、全然違うからなぁ」
「・・・・・」
「牛が猿山の中に入って暮らそうとするようなもんだべ」
「・・・・・」
「見ただけじゃ分かんねぇ苦労があるべ?」
あたしは、コクンコクンと続けざまにうなづいた。
当主さんは、あたしの頭をよしよしとなでる。
「嬢ちゃんは、よーく頑張ってるぞ! オラには分かる!」
当主さん・・・。
優しい気持ちと言葉が、胸に染みて・・・。
ジリジリとうずく。
なぐさめられて嬉しいのか、それとも逆に辛いのか。
とにかく、やたらと胸が痛んでしかたなかった。
ふたりの、思い出の梅干おにぎり。
「うっ・・・うぅー・・・」
胸に詰まって、あたしはまた泣いた。
こんな時に食べたのが、このおにぎりだなんて・・・。
「嬢ちゃん、現世から来たんだって?」
「うぅ・・・・・」
あたしは泣きながらコクンとうなづいた。
「そりゃ辛かろう。現世とこっちじゃ、全然違うからなぁ」
「・・・・・」
「牛が猿山の中に入って暮らそうとするようなもんだべ」
「・・・・・」
「見ただけじゃ分かんねぇ苦労があるべ?」
あたしは、コクンコクンと続けざまにうなづいた。
当主さんは、あたしの頭をよしよしとなでる。
「嬢ちゃんは、よーく頑張ってるぞ! オラには分かる!」
当主さん・・・。
優しい気持ちと言葉が、胸に染みて・・・。
ジリジリとうずく。
なぐさめられて嬉しいのか、それとも逆に辛いのか。
とにかく、やたらと胸が痛んでしかたなかった。


