「ねぇ、絹糸」
「うむ?」
「この蝶ってなに?」
「おそらく、かつて門川の一族だった者じゃ」
「え? そうなの?」
「死んでまだ、そう日は経っておらぬようじゃの」
白い、淡く優しい光りを見る。
「小娘の、永久を想う気持ちに惹かれたのじゃろう」
「・・・・・」
「生前この者は、永久を心配していたようじゃのぉ」
門川君を心配して?
そんな人が、いてくれたの?
門川は、彼を利用しようとする人達ばかりかと思ってた。
鬼ババのひどい仕打ちに、心を痛めていた人もいたんだ。
陰で心配してくれてる人もいたんだね。
うわぁ・・・嬉しいな。
あたしの心はじんわりと温かくなった。
「ありがとう、チョウチョさん」
お名前、分かんないからそう呼ぶしかないけど。
あなたみたいな人がいてくれて嬉しい。
門川君もきっと喜ぶよ。
ひらひらと、あたしに応えるように優しく舞うチョウチョさん。
「うむ?」
「この蝶ってなに?」
「おそらく、かつて門川の一族だった者じゃ」
「え? そうなの?」
「死んでまだ、そう日は経っておらぬようじゃの」
白い、淡く優しい光りを見る。
「小娘の、永久を想う気持ちに惹かれたのじゃろう」
「・・・・・」
「生前この者は、永久を心配していたようじゃのぉ」
門川君を心配して?
そんな人が、いてくれたの?
門川は、彼を利用しようとする人達ばかりかと思ってた。
鬼ババのひどい仕打ちに、心を痛めていた人もいたんだ。
陰で心配してくれてる人もいたんだね。
うわぁ・・・嬉しいな。
あたしの心はじんわりと温かくなった。
「ありがとう、チョウチョさん」
お名前、分かんないからそう呼ぶしかないけど。
あなたみたいな人がいてくれて嬉しい。
門川君もきっと喜ぶよ。
ひらひらと、あたしに応えるように優しく舞うチョウチョさん。


