断りきれずに、ひとくち食べた。
・・・・・・・・・・・・。
「おいしい・・・」
本当においしかった。
すごくすごく、おいしかった。
とってもおいしかった。
だから・・・
あたしは、泣いた。
「うっ・・・・・」
なんで・・・
なんでこんな時に、おいしいなんて感じるんだろう。
何にもできなかったくせに。
今も、何もしないでグズグズしてるだけのくせに。
それなのに・・・。
「うっ、うぅ・・・」
あたし、ご飯だけは食べてる。
いっちょまえに、食べるものだけはしっかり食べてる。
なんの役にも立ってないくせに。
ご飯なんて食べる資格無いのに、無いのに・・・。
おにぎり、おいしいって思ってる・・・。
・・・・・・・・・・・・。
「おいしい・・・」
本当においしかった。
すごくすごく、おいしかった。
とってもおいしかった。
だから・・・
あたしは、泣いた。
「うっ・・・・・」
なんで・・・
なんでこんな時に、おいしいなんて感じるんだろう。
何にもできなかったくせに。
今も、何もしないでグズグズしてるだけのくせに。
それなのに・・・。
「うっ、うぅ・・・」
あたし、ご飯だけは食べてる。
いっちょまえに、食べるものだけはしっかり食べてる。
なんの役にも立ってないくせに。
ご飯なんて食べる資格無いのに、無いのに・・・。
おにぎり、おいしいって思ってる・・・。


