セバスチャンさんが、門川君の動きを手で止めた。
セバスチャンさん・・・?
「止めないでくれセバスチャン」
「いいえ、どうぞお待ちください」
セバスチャンさんは、門川君の肩を優しく押し止める。
「永久様は、ひとつお忘れでございます」
「僕が?」
「命と引き換えに、我が一族を守ってくださるお覚悟のようですが・・・」
にっこり。
優しく微笑み、彼は言葉を続けた。
「権田原は最初から、あなた様に守ってもらうつもりは、ございませんでしたよ」
「しかしそれでは・・・」
「自分の身は、自分で守りますので結構でございます」
「だが・・・」
「それと、もうひとつ」
門川君の肩に置かれた手に、力が込められた。
「自分の行く末は、自分自身が決めるもの」
「・・・・・・・」
「あなた様もどうか、誰かに決められた道は、お選びにはなりませんように」
セバスチャンさん・・・?
「止めないでくれセバスチャン」
「いいえ、どうぞお待ちください」
セバスチャンさんは、門川君の肩を優しく押し止める。
「永久様は、ひとつお忘れでございます」
「僕が?」
「命と引き換えに、我が一族を守ってくださるお覚悟のようですが・・・」
にっこり。
優しく微笑み、彼は言葉を続けた。
「権田原は最初から、あなた様に守ってもらうつもりは、ございませんでしたよ」
「しかしそれでは・・・」
「自分の身は、自分で守りますので結構でございます」
「だが・・・」
「それと、もうひとつ」
門川君の肩に置かれた手に、力が込められた。
「自分の行く末は、自分自身が決めるもの」
「・・・・・・・」
「あなた様もどうか、誰かに決められた道は、お選びにはなりませんように」


