き、絹糸っ!?


「大丈夫っ!?」

「限界じゃ・・・」


絹糸、やっぱり無理してたんだ!


あたしの体を温める為に、無理して変化し続けていたんだ!


ごめんっ! 絹糸ごめんなさい!


「絹糸、しっかりしろ!」

「うがあっ」


心配した門川君としま子が寄って来た。


うずくまってしまった絹糸を、皆でのぞき込む。


「しま子よ・・・水を飲ませてくれぬか」

「うあぁ」


しま子が絹糸をそっと抱いて、川べりに連れて行った。


その姿を、あたしと門川君は並んで見ていた。


・・・

・・・・・

・・・・・・・


ち・・・

沈黙・・・・・。


どうしよう・・・


心臓がドキドキして話しかけられない。

すごく恥ずかしいっていうか・・・。

な、なんでこんなに緊張するのっ?