夏の日差しと狼のいろ。




しばらくして、落ち着くとシルクは怪訝そうな顔をした。

「アンタ…誰よ?」


その言葉はウルーに向けられたもの。

シルクはずかずかとウルーに詰め寄ると、思いっ切りガンをとばした。


「アンタがツキをこんなにしたんじゃないでしょうね?」


ウルーは若干たじろいで顔を引いている。

ツキははっとした。

そういえば…!シルクはウルーに会ったことがないのだ。

「ち、ちがうよ」


慌てて二人の間にわって入ると、シルクをぐいぐい向こうに押した。


後ろでウルーがほっと ため息をついていた。


シルクはムスリと、怒った顔の形のままツキに問い掛けた。



「じゃあ誰?何?」

ツキも若干たじろぎつつ、説明した。


「あの…コレ…じゃなかったこの人、がウルーだよ?」


「………。」

シルクは返事せずに、驚いたような感じでいる。


「あの…聞いてる?」


ツキの二回目の問い掛けに、シルクが声をあげた。


「こいつがウルー!?アンタの好きな?こんな怪しい奴が!?」


怪しいって…ひどいよシルク…


ツキは苦笑いを浮かべて、ちらっとウルーを見た。

ウルーも同じように苦笑いを浮かべていた。



「怪しくないよ…」


ツキが困ったように言うと、シルクはいいえ、と言い、続けた。

「だって、銀髪だし、前髪長いし、首になんか飾りまでつけてるし」

シルクは言いたいことを言うと満足げにため息をついた。