夏の日差しと狼のいろ。



部屋に続く扉を、ツキはそぅっと開けた。

「…!!!」

扉を開けた瞬間、目の前にシルクが立っていた。


「三日もどこに行っていたのかしら?」

口調は穏やかだが怒っているのはあきらかだった。

それも、ツキの格好や傷、ウルーにも気がつかないくらいに。


「ち…ちがうの」

「何がちがうのよ!」 

駄目だ…。完全に怒っているー…

 
そう思って諦めた瞬間ー…

シルクはツキをぎゅっと抱きしめた。


「心配したでしょ…?危ないことは…しちゃだめって言った…じゃない…!!」


「ごめん…なさい…」

シルクの目は涙で潤んでいる。

シルクのツキを抱きしめる腕に力を入れられた。


たった三日でもこれだけ心配してくれていた。

ツキは嬉しかった。
 

嬉しくてツキも泣いてしまった。