夏の日差しと狼のいろ。



そうしている間にも体がぎゅうぎゅう締め付けられ、手足がもげてしまいそうだ。


『やめろ!』

ウルーが遠くで叫んでいるのが聞こえた。


そして白猫が振り向いたのと同時くらいに、

ウルーが傷だらけの体で、立ち上がり、走ってきた。


すると白猫は『にゃあ』と猫らしく一声ないた。


『!!』

その瞬間、まわりに倒れていた猫たちが影を、増して起き上がった。


『言ったでしょう?死ぬのはあなただって。戦いを好まないなんてつまらないもの』


ウルーの一番近くにいた、ぶち猫が影でウルーを、締め付けた。


そして動けなくなったウルーを色んな猫たちが鋭い爪でウルーを切り裂いた。

黒猫はウルーの首の後ろに噛み付き、三毛猫はウルーの背中を切り裂いた。


「やだっ…ウルーっ!!」

その光景を見て、怖くなった。


ウルーが私のせいで死んでしまう。

そして最後に、白猫はツキをどさり、と地面に落とすと、


ウルーに歩みよった。


『お疲れ様でした』


白猫は楽しそうに琥珀色の瞳を細めると、のど元にむけて手を振り上げた。


鋭い爪が光る。



ウルーが死んでしまうウルーが死んでしまう…。
「いやぁぁぁぁぁぁぁあ!」



気がつくとツキは叫んでいた。
 ーそして。