夏の日差しと狼のいろ。




ツキはバスケットからシルクが準備してくれた食事をにならべた。


ウルーがやっと声をかけてきた。

「この嵐の中…来たのか」

ツキはこくんと頷いて微笑んだ。

「だってウルー、病み上がりでしょ」


そう言うと温かいココアを ウルーに手渡した。

ツキも自分のコップに注ぐこくこくと飲み干す。

冷えた体にじんわりと温かさが伝わった。



そのあとご飯をたべて休憩をしていた。


いつになく静かなーもともと無口だがー ウルーに問い掛けた。


「ウルー…怒ってるの?」


しばらくウルーは耳を動かしただけで 答えなかった。


そして、答えた。


「怒ってるわけじゃ、ないと思うんだが」


なにやら上手く言えない様子だった。


ツキは静かに言った。


「じゃあ怒ってないのね?」