夏の日差しと狼のいろ。


「疲れたぁ… シルクの説教長い!」


部屋に入るとツキは大きな独り言をいって

ベッドに倒れこんだ。


枕に顔をうずめるとぼんやりとウルーのことを考えた。


(明日は普通にしなきゃ)

ツキはそう決意した。


照れてても何も始まらないし。


気まずくなるのも嫌だった。


これ以上変に思われたら大変だ。

そしてふとウルーは長いこと砂漠にいるみたいだが
恋というものを知っているのかが気になった。


そして自分のことをどう思っているのか、と。


(たぶん何も思ってないよね)


わかっていることでも改めて考えると悲しくなってしまう。



ウルーに好きになってもらう自信もなかった。


ツキはベッドから体を起こして鏡を覗きこんだ。