夏の日差しと狼のいろ。



「た、ただいま…」

家に入ると案の定、シルクがツキのことを睨みつけた。


「ちょっと?」

シルクの声にツキは体をすくませる。


シルクは怒ると怖いのだ。


「あの…えっとっ… ち、ちがうのよ?」


ツキが言い訳すると「黙りなさい!」

と、怒鳴られ首ねっこを掴まれた。


今やツキとシルクは同じくらいの身長だった。

それでもシルクは力もちでツキは首ねっこを掴まれたままシルクの部屋にずるずると引きずれていった。


(長い説教はじまるんだろうなぁ…)





軽々とツキは部屋に連れていかれた。



―そしてやっぱりシルクに1時間以上、説教されたのだった。