夏の日差しと狼のいろ。



部屋に入るとぼんやりした表情でウルーが目を覚ましていた。

「おはよう!」

ツキはウルーに声をかけた。


ウルーはふっとこっちを向くと「おはよう」と返事を返した。

そして直後申し訳なさそうな顔をした。


「悪かったな…泊まりこみで世話させて… 昨日、寒くなかったか?」

と聞いた。


ツキは昨日のことを思い出して

「べ、別に大丈夫だよ」


そう言ってうつむいた。

そして無言でそっぽをむいた。

顔はまた熱くなっている。赤くなっているだろうと思うと顔をあげられない。


気持ちに気がついた瞬間ウルーの顔を直視できなかったし話すのも緊張してしまった。

(恋ってこんなの、かな)



一人そんなことを考えていた。


ウルーはよくわからない、といった表情でツキを見ていた。


ツキはそれに気がつくはずもなく。