夏の日差しと狼のいろ。



いつの間にか朝陽が輝いていた。

ツキは結局寝てしまったようだ。

ウルーの腕の中が温かかった、から。


ツキが目覚めたときウルーはまだ寝ていた。

まだ完全に熱は下がっていないようだ。


ツキはそっと布団から抜け出して小川に向かう。

外は晴れわたっていた。


ツキは一人で昨日のことを思い出す。

また心臓がうるさくなりだしてツキは気にしないふりしてバケツをもって小川に走っていった。


何故かいつもより早く走れた気がした。

前からたびたび考えていた、ふわふわした気持ち―・・・恋が増して、飛んでいけそうだった。



今まで人間として扱われなかったツキには嘘のよう。
自分が恋できる日が来るなんて。


でも確実な思いで、ふわふわしていた。




ツキは水をくむとウルーのところへ戻りだした。