ひらひらと雪が降ってきた。 ツキはしばらく立ち尽くしたまま、 そして崩れ落ちていく。 そうして座り込んで どれくらいたっただろう。 動けなかった。 体が石にでもなったみたいだ。 その間 アルはずっと傍らに居てくれた。 でもウルーは行ってしまった。 もう、何も残ってないみたいな 絶望的な気分になった。 「いつまでここに居るんですか? 凍えちゃいますよ」 アルのその声に ツキはようやく顔をあげた。 いい加減、動かなければ。 ツキはふらふら立ち上がった。