「ツキ!?」
さっきまでサンドルと
話していたウルーも
さっと駆け寄ってきた。
ツキは涙を乱暴に拭い、
顔を俯かせた。
言わなければ…
「…無理矢理、
口移しで薬飲まされたの…」
そう言った瞬間、
ウルーは怒りをたたえた瞳で
すばやくサンドルを睨みつけた。
「何でそんなことをした?」
ウルーはいつもの
何倍も低い声だ。
サンドルははぁっと
ため息をついて、目の眼帯に
手をかけた。
「クク…クククッ…」
サンドルは怪しく笑い、
眼帯を取った。
「俺に協力してもらおうじゃねぇか…」
包帯の中の瞳は
赤色に、揺れていたー…

