夏の日差しと狼のいろ。


ツキが答えようとした瞬間、
はっとサンドルと目が合った。



ツキは目を逸らそうとしたが
体が動かなくなっていた。


ー金縛り!?


サンドルは琥珀色の瞳を
ぐっと細めてツキを見て

それからにやりと笑った。




それを見てツキはぞっとした。
その能力とその琥珀色の瞳は
まるで闇猫の使うものと同じだ。






「ツキさん?」


硬直しているツキを見て、
アルが怪訝そうな顔をして
その視線をたどる。



そして、アルは首すじの
毛を逆立てた。




「あなた、何者ですか?」


アルは喉の奥で唸ると
サンドルを睨みつけた。




どうやら気がついたらしい。




「どうしたんだ、アル?」



サンドルは答えず、
かわりにウルーが

呆れたように聞いた。