「はぁー…」
ようやくツキは
ほっと息を吐き出した。
何だか、怖かったな…
年齢は、ウルーやツキ達よりも
少し上のようだ。
サンドルは何でも
見透かせそうな赤褐色の瞳を
していて、
片方が眼帯で隠れているのだから
なおさら怖い。
「助けてくれたんだし、
いい人だと思うんだけど…」
ツキは一人呟くと
濡れた服を脱いで
風呂にそろりと入った。
まずは、体を温めないと…。
風呂はいたって普通で
ツキはさっと
シャワーを浴びてからー…
はっと凍りついた。
頭の上にはいつもみたいに
三角形をした茶色の耳が
覗いていた。
ー耳をなおすのを忘れてた!

