夏の日差しと狼のいろ。



「うん…って、あれ?」

ツキはふと気がついた。

確か、闇猫の長のミリシアは
次に必要なのは

青い鍵だと言っていたのを。



でもこれはどうみても
鍵じゃない。



でもいつもの青白い光を
放っていることから

絶対別物じゃないとも思う。



「 どうしたんだ?」



ウルーが不思議そうに
ツキを覗き込む。


ツキは悩むように
呟きを漏らした。


「ううん…なんでもないんだけど…」




まぁ、いいや と
ツキは考えるのをやめた。


わからないものは
仕方がない。


すっくと立ち上がると
ツキは窓辺により、

木でできた小窓をあけた。



明るい日差しが、顔にあたる。



「ほら、もう朝だよ
今日出発にちょうど
いいんじゃないかな」


ツキはちょっと無理して
元気よくいい、

のびをした。




本当は進むのが怖い。


でも、進まなきゃ。



自分をまってる人が
いるんだから。



ツキが振り向くと
ウルーも微笑みながら、
頷いた。



「さ、アルちゃん達のとこに
行こう!」



ツキは勢いよく扉に
駆け寄った。