夏の日差しと狼のいろ。



「北に行くと行っていた…つまりは
この近くだろうな」


最北は、ツキ達が向かおうとしている
ミラ・レヴィラだ。


この辺りはどちらかと言うと北。



「やっぱりっ…!ツキ姉!」


ラスクがばっと立ち上がり
ツキを見た。


…ツキ姉って何だか照れるな。
って、そんなことを
考えてる場合じゃなかった!



「どうしたの?」

ツキが首を傾げると
ラスクは祈るように言う。


「ツキ姉、ミラ・レヴィラに行くんだよな?
赤い瞳の奴、見つけてくれよ!」


横でラルズも
こくこく頷いている。


「う、うん…」


ツキが若干たじろぐのも
気にせず双子達は

とんでもないことを言った。


「「ソイツを殺して!」」