「落ち着け、お前ら」
ウルーが冷静にとめ、
ふーっと息を吐いた。
落ち着くまで話す気は
なくなったようだ。
ラスクは促すように
ウルーを睨み続ける。
「落ち着かないとウルー様は
話してくれませんよ?」
やがてアルが冷ややかに
双子達に言うと
そわそわしながらも
ラスクはきちんと座った。
「落ち着いたみたいだよ、ウルー」
ツキがウルーに向き直ると
ウルーは頷き、
再び口を開く。
「名は聞いたことがないが
野心家で、闘いを好む奴だった
俺の住むところに旅の途中で
寄ったらしく、知り合いになった」
ウルーが懐かしそうに
微笑みながら言うと
ラルズが平静を装って
1番気になるであろうことを
聞いた。
「…そいつはどこいったのぉ…?」

