夏の日差しと狼のいろ。


ツキも双子達も手伝い、
ウルーの治療はすぐ終わった。

ウルーがゆっくりと体を起こす。

「悪いな、ありがとう」


ウルーは治療された辺りを見ながら
皆にお礼を言った。


皆が頷いたのを見て、
ウルーはさて、と言い、双子達を
ゆっくりと振り向いた。



双子達は気まずそうに
しながらも

目を逸らさずにウルーの
黒い瞳を見つめる。


ウルーも睨むわけでもなく
双子達にやんわりと尋ねた。



「俺にも訳を話してくれるか?」



双子はゆっくり頷く。
そしてツキに話したことを
ざっと話した。


その間ウルーは
神妙そうに銀色の耳をぴくぴく
動かし、

真剣に聞いていた。








「…と、いうことなのぉ…」

一通り話し、ラルズが
そう締めくくった。


ラルズがちらっとウルーを見るが、
ウルーは双子達ではなく
どこか遠い目をして

ううんと唸っている。