夏の日差しと狼のいろ。



トントンッ

ツキは小屋の戸を軽くノックした。

すると少しだけ扉があき、
ラスクが顔を覗かせる。

「…入れば」


ちょっと無愛想にそう言うと
扉をあけ、中へいれてくれた。

「ありがとう!」

「…べ、別に」


ツキが笑顔で返すと

むうっとした顔をしているが
ラスクはお礼をいわれ
まんざらでもないみたいだった。



拗ねたような顔で
奥のラルズ達がいる部屋まで

案内してくれた。


その間ウルーも
じっと黙って歩いていた。





さんこめくらいの扉をあけると
普通な感じで

ラルズと話すアルを見つけた。


アルはこちらに気がつき
顔をあげる。


「あ、ツキさん。
それにウルー様も…大丈夫ですか?」


「私は大丈夫だけど、ウルーが」


もうすっかりいいのか
アルはゆっくりこちらに
歩みよると、

ウルーの傷を見た。


「これくらいなら、
治療したら大丈夫です」


きっぱりと答えると
ベッドまで行き、

手招きした。