夏の日差しと狼のいろ。




 「私に嘘は、つけないわよ」


 ぱたりと後ろでドアが
 閉められ、


 ミリシアがくすりと笑う。



 リルはツキの後ろで
 じぃっとミリシアを睨んでた。


 横にいるイクアはため息をつき

 やれやれといった様子で
 手をひらひらさせる。





 「へーぇ
  やっぱりかよ?」


 ツキだけが訳がわからず
 きょとんとする。


 それを見て
 ミリシアはツキの後ろに
 隠れてるリルに声をかけた。




 「私は物知りの闇猫よ?
  ツキちゃんに話していいかしら」



 鋭くミリシアを睨んでいた
 リルはやがて

 こくりと頷いてくれた。



 リルにいい子よ、と笑い
 ミリシアはツキに向き直る。




 「突然だけど、夢をみない?
  しかも、何か
  見つけるんじゃないかしら?」




 ミリシアの言葉に
 ツキははっとして

 胸元からペンダントと
 よくわからない青い小箱を出す。




 それを見て、
 ミリシアは興味深そうにした。


 「やっぱりね、私には
  わかったわ」



 ツキが首を「?」と傾げると
 ミリシアは得意げに、

 でも真剣に言った。




 「ツキちゃんがすべての力を
  取り戻すにはあと

  青い鍵がいるのよ」