夏の日差しと狼のいろ。



 「ふぅん…まぁ、そっか」


 イクアは納得したように言った。


 そして、言う。


 『あとで、雪狼のコトバで
  書いた説明を渡すからさ。


  まぁ確かに、ツキも
  知られないほうがいいかも
  だからな?』




 ツキはなんとか頷くと
 納得した。


 しかし、アルは
 まったく遠慮なくイクアを
 睨んだ。


 「さっさとしてくれませんか?

  約束だったでしょ」



 いらいらした様子のアルは
 イクアに食ってかかる。


 イクアもそれに
 挑発的に乗った。



 「うるさいなぁ
  俺は、ちびっ子には
  興味ねぇんだぜー」



 金髪前髪のすきまから

 ばかにしたような
 青い瞳が光る。



 尻尾も挑発的に
 ゆらゆら、と揺れている。




 「誰がちびっ子ですか?!

  いい加減にしてください!」


 ゴゴゴ、と
 アルは後ろに黒いオーラを

 漂わせながら、
 イクアにつかつかと
 寄って行った。





 「この、金髪チャラ野郎!」



 普段の丁寧語からは

 信じられないような
 キツイ口調で、イライラしてるのが

 わかった。



 (ちびっ子って言われたの
  気にしてるのかな?)



 「あ"ぁ?
  うっせーんだよっ!
 生まれつきだっつの!!」




 イクアもアルに
 突っ掛かっていく。


















 なんだかんだで
 そのおかげでその話は
 上手くごまかされたのだった。