夏の日差しと狼のいろ。



 「な、なんでっ」

 ツキたちを囲むように
 アル、ミリシア、リル、イクアが
 じぃっと見ていた。



 アルなんかは
 思いっ切り睨んでいて、

 リルは不思議そうで。



 昨夜いなかったイクアも
 むっとした顔で居た。


 ミリシアだけが
 ニコニコと笑っていて、


 ツキは余計に恥ずかしくなった。



 たぶん、今
 顔は真っ赤だろう。


 「…っっ!」


 バサっ、と
 ツキは頭から布団に潜る。


 「ち、ちちちっ
  違うよ!何も、違う!」


 自分でも何を言ってるのか
 よくわからないが

 ツキはとりあえず
 言い訳っぽいことをした。





 「いいですよね、ツキさん?

  私達がリルさんを助けようと
  頑張ってるときに
  そんなことできて…?」




 アルが
 なんだか、黒い。



 「違う!もうッ!
  ちがうのよ??」

 「そんなに拒否しなくても
  いいだろ…?」


 身振りつけてまで拒否していると
 ウルーがムスッと呟いた。



 とたんに今度は
 イクアが嬉しそうに言う。


 「だよなぁ!ツキは
  俺のだもーんな!ツキっ!」


 容赦なくイクアは
 抱き着いてきた。




 なにがなんだかわからない・・・。

 朝っぱらからバタバタしていた。