「…ぅぅ…」
再び頭痛が増し、
くらくらする頭を起こせずに
目だけをそちらに向けた。
その先に居たのは…
「…わた、し?」
自分と同じ姿ー…いや、
自分よりももっと神々しい、
そんな感じがする"自分の姿"が
薄く微笑してたっていた。
銀色で、毛先だけが水色。
右目からは
青い炎が出ていて、
茶色だったはずの瞳は
綺麗な青色で…。
おまけに手には氷の塊みたいな
刀をもっている。
服も、違う。
同じ顔をしたそれを
もっと見ようと、ツキは
ゆっくりと体を半分起こした。
くらくらするなか、
私はしっかり聞いた。
『主…我は主だ。
思い出してくれ、主?
主はミラ・レヴィラに帰るのだ
我は主の力……』
知的な、その私は
微笑して言う。
『くれぐれも
"テイクオーバー"しすぎないように…』
テイク…オーバー?
ツキが聞き返そうとした時には
視界はぐにゃりと歪み、
体は歪みに落ちていった。

