ウルーはためらいながらも
そっとドアを開けた。
「!!」
ウルーはなおしていた
耳がビコッと出てしまうくらい
焦った。
ツキがぐったりと
赤い顔をして湯舟のふちに
寄り掛かるように
目を閉じていたからだ。
いつの間に出したのか
ツキの亜麻色の髪の上で
耳もぐったりとしている。
ウルーは慌てて
ツキの傍へよった。
「ツキっ!大丈夫か!?」
それが聞こえたのか
ほんの少しだけ、
うっすらと目が開く。
あまり焦点のあっていない
その目がぼんやりと
こっちを見た。
「……ぇぅ…ぅ」
小さく唸ると
ツキは再び目を閉じた。
「ツキ!!」
自分でも、すごく
焦っているのがわかるが
落ち着けず、
急いでバスタオルをとってきて
それから
ツキを湯舟から引き上げた。
軽くバスタオルを
ツキに掛けて抱き上げ、
そのまま勢いよく
アルたちのいるところへ
勢いよく向かった。

