夏の日差しと狼のいろ。




 「アルちゃんすごい…」





 ツキが感嘆の声をあげると
 アルは堂々として
 当たり前です!と言った。




 「一件落着だな」

 三人が安堵のため息を

 ついた瞬間だった。








 プツン。












 「!!!」


 リルのゴンドラを繋いでいた紐が切れ、

 みるみるうちに
 流されていったのだ。



 このままでは、
 リルは嵐に巻き込まれて
 死んでしまうかもしれない。



 リルが顔をあげた。



 「…ッ、姫!」


 その助けを呼ぶような瞳に、
 ツキは無意識に
 水に飛び込む。



 「ツキ!」

 ウルーが後ろで
 叫んだのを聞いたのが最後だった。



 ツキは、
 リルのゴンドラに掴まったまま

 流されていったー…